ピロリ菌の除菌体験!10年間続いた胃痛と吐き気がなくなる

胃の不調が続く人はピロリ菌をチェック

胃の不調が続く人はピロリ菌をチェック

胃の痛みや吐き気は薬で完治しない

20歳を過ぎてからはストレスを感じるたびに、胃が痛くなりました。特に社会人になってからはその頻度が増してしまい、寝不足になったときやお酒を飲んだ翌朝などに強い吐き気を伴います。

そのため、定期的に近くの病院で胃薬を貰っていました。薬を服用すると一時的に不快感を抑えてくれます。逆に言えば、薬がないと胃が落ち着くことはなく、便も緩くなりがちです。

私は「胃カメラを飲んでも特に異常は見られなかったし、突発的に胃の調子が悪くなるこの症状は体質かもしれない。完治することはないから薬を飲み続けるしかないだろう」と認識していました。

医師も完治するためのアドバイスではなく、その症状を和らげる薬を出す程度だったために、自ら積極的に治そうする意思も生まれません。

しかし、いつもとは違うクリニックで健康診断をしたときに、担当医に「胃の調子が頻繁に悪くなります」と伝えたところ、「1度、ピロリ菌の検査をしてみませんか」と言われました。

健康診断を受けた次の日は土曜日でしたが、午前中に同じクリニックに行くと個室に通され、ピロリ菌の検査を受けることになります。

息を吹き込むだけのピロリ菌の検査

息を吹き込む尿素呼気試験法ピロリ菌の検査は数種類ありますが、一般的な尿素呼気試験法で行いました。最初に検査用の袋にストローで息を吹き込みます。これはあとで吐く息との差を図るために採取します。

そのあと、すぐに冷たい液体を飲みます。この液体はバリウムのように腹痛などの副作用はなく、味もスッキリした飲み物でした。

また、液体ではなく錠剤の場合もあり、いずれにしても成分に尿素を含んでいます。仮に胃の中にピロリ菌がいた場合、この尿素とピロリ菌の毒素が反応して、別の気体が発生します。

このあとは胃の内壁に液体を広めるに5分間横向けになり、そのあとは待合室に戻って15分ほど待ちます。再度、個室に呼ばれると、もう1度息を止めてから検査用の袋にストローで息を吹き込みました。

これで検査は完了です。病院によっても差がありますが、即日、もしくは2~3日で検査結果がわかります。最近ではその場で教えてくれる病院も増えてきました。

また、ピロリ菌の検査を行うために、前日より食事制限を設ける病院もありますが、この病院では「1時間前から食事や水分を取らなければ、特に検査結果には影響しない」とのことでした。

約3万円もするピロリ菌の治療薬

病気の原因になるピロリ菌後日、クリニックでピロリ菌の結果は陽性だったことが判明しました。ただし、私の胃にいるピロリ菌を除菌するかは本人次第です。

なぜなら2013年6月時点では胃潰瘍などの特定の病気を発症していないと、ピロリ菌の治療には健康保険が利きません。自己負担になると治療薬に約3万円の費用が必要です。

ピロリ菌が胃潰瘍などの原因であることは証明されており、ピロリ菌は日本人の約50%が持っている菌ですが、安易に健康保険での治療を認可すると医療費を圧迫する要因になりますし、本当に除菌が病気の完治に有効であるかは確立していません。

そのため、特定の胃疾患以外のピロリ菌の除菌に対して、厚生労働省は健康保険の適用を認めていないわけです。

その一方で日本ヘリコバクター学会は2010年に「ピロリ菌感染者を放っておくと、逆に日本の除菌治療費は数千億円も膨らむ。除菌治療を進めるのは今しかない」と強調しています。

その結果、今後は健康保険が適用される可能性は高く、実際に2013年2月には慢性胃炎も健康保険の適用が認められました。いずれは病気の有無に関わらず、ピロリ菌を除菌すること自体に健康保険が適用されるでしょう。

個人的には病気が見つからずに健康保険が適用されなかったのですが、当時は「ピロリ菌さえ除菌すれば、胃痛や吐き気から解放される」と考えていたため、ピロリ菌を除菌するために治療薬を約3万円で購入しました。

治らなかった胃の不快感から解放される

若い人ほど早めに除菌したいピロリ菌

ピロリ菌に感染すると、急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍、胃がん、胃ポリープ、十二指腸潰瘍などが進行しやすいです。

それ以外に機能性胃腸症(ディスペプシア)、胃MALTリンパ腫、特異性血小板減少性紫斑病、胃過形成ポリープ、逆流動性食道炎、鉄欠乏性貧血、慢性じんましんに関与している考えられています。

特に胃がんは若い人ほど進行がしやすいので、私は将来の健康のためにも除菌薬を飲み続けました。抗生物質などの3種類の処方箋を朝と夕食後の1日2回、1週間服用します。

その病院で提供された薬は「パリエット錠10mg=1錠、パセトシンカプセル250mg=3錠、クラリス錠200mg=1錠」でした。投薬による成功率は80~90%ですが、うまくいかなかった場合は薬の種類を変えてやり直します。

また、副作用は主に下痢や軟便、味覚障害、嘔吐などですが、一過性ですので長くても2~3日で止まります。

ただし、私の知り合いはかなり嘔吐が激しくて、きつい1週間を過ごした人がいました。私も初日こそ胃が痛かったのですが、それ以降は違和感はあるものの、副作用は感じられませんでした。

ピロリ菌の検査は自宅でもできる

仮に除菌できなかったら、追加料金を支払うことになります。それを避けたいために「ピロリ菌の除菌に効果がある」と言われるLG21マヌカハニーを混ぜて、毎朝食べ続けました。

薬の服用は1週間ですが、完全に胃の中からピロリ菌がいなくなるまでは期間が必要ですので、1カ月後にクリニックに行きました。1カ月後の検査も同じ尿素呼気試験法で行います。

少し不安に思いながら結果を伺ったところ「無事、除菌できました。現在は陰性です」と言われました。

確かにここ1カ月は胃痛や吐き気が全くなくなったので「除菌に成功した」とは感じていましたが、無事除菌に成功できて、かなり嬉しかったです。

ちなみに最初にピロリ菌の有無を調べる検査は、ピロリ菌検査キットを使うことで自分でチェックすることができます。申し込むと即日検査キットが発送されて、血液を採取後に指定の検査機関に返送することで、検査結果が3~4日後にメールで速報が送られ、1週間後には郵送で届きます。

病院で使っているピロリ菌の検査キットも「大塚製薬」と書かれているパッケージ商品ですので、医師による診断と尿素呼気試験で複数回病院に行くのであれば、検査キットでセルフチェックしたほうがスムーズかもしれません。

スポンサードリンク

本サイトでは専門性と倫理観に裏付けられた情報を掲載するように努めておりますが、内容の一部に誤りがあるなどのご指摘はお問い合わせより随時承っております。
公開日公開日 2011.09.02
更新日更新日 2016.04.20
執筆者Kirito Nakano

関連する記事

RELATED ARTICLES
ピロリ菌の除菌で胃が完全に治る!尿素呼気試験法の結果は2.1‰
ピロリ菌の除菌で胃が完全に治る!尿素呼気試験法の結果は2.1‰
ピロリ菌の体験談 ピロリ菌の除去体験
処方されたランサップを1週間、朝夕2回きっちりと12時間置きに飲み続けました。胃腸が強くないことと、副作用のせいで軽い下痢が悩まされましたが...
唾液で感染しないピロリ菌!感染経路は不衛生な水道設備
唾液で感染しないピロリ菌!感染経路は不衛生な水道設備
ピロリ菌の基礎知識 ピロリ菌の知識一覧
上下水道の普及率が低く、衛生状態の悪い地域ではピロリ菌に感染する確率が高いことが判明しています。特に水道管の内部のヌルヌルに菌が繁殖して...
血液検査でピロリ菌の有無を判定!7種類あるピロリ菌検査を比較
血液検査でピロリ菌の有無を判定!7種類あるピロリ菌検査を比較
胃腸とピロリ菌の検査 ピロリ菌の検査
胃の不快感や病気を持つ人のみに、ピロリ菌の検査が推奨されているわけではありません。ピロリ菌は日本人全体の50%以上、50代以降では70%以上が...
ピロリ菌のニュース一覧!胃疾患との関連性や除菌率の向上など
ピロリ菌のニュース一覧!胃疾患との関連性や除菌率の向上など
ピロリ菌の基礎知識 ピロリ菌の知識一覧
ピロリ菌の学術論文やニュースは専門用語が多くてわかりにくいです。そのため、各研究機関やマスメディアが公表した情報をわかりやすく意訳したの...

著作・制作など

AUTHOR AND PEOPLE
ピロリ菌事典編集部
ピロリ菌事典編集部
EDITORIAL DEPARTMENT
ピロリ菌を除菌した体験談を中心に、胃との関連性を徹底解説。ヨーグルトによる治療や胃疾患などを紹介しています。

スポンサードリンク

SPONSURED LINK

ピックアップ

PICKUP

スポンサードリンク

SPONSURED LINK