高価なピロリ菌の除菌薬!ランサップの価格は1週間分で約2,000円

胃に住み着いていた悪い細菌

胃に住み着いていた悪い細菌

今まで病院に4回行きましたが、結局1回目は問診と胃粘膜を保護する薬の処方箋、2回目は胃カメラ検査と胃酸の分泌を抑える薬の処方箋、3回目は検査結果の確認、4回目はピロリ菌検査でした。

5回目の今日は前回受けたピロリ菌検査の結果を聞き、陽性であればピロリ菌の除菌薬を貰います。ちなみにこの病院では通常よりも時間とお金を使いましたが、効率的な病院であれば、すべて1日で終えることもできます。

病院の待合室で順番を待っていると、診察室のドアの脇には「胃の不安と一生つきあいますか?それともピロリ菌と共に消し去りますか?」というポスターが貼られていました。

このポスターを眺めながら、できたら「胃がピロリ菌に感染されていてほしい。もしピロリ菌がいなかったら、この胃炎とずっと付き合っていくことになる」と考えていたところ、すぐに名前を呼ばれます。

診察室に入ると、こちらから「ピロリ菌の検査結果はどうでしょうか」と質問しました。医師は「ピロリ菌は発見されました。それではピロリ菌の除菌を始めましょう」とのことでした。

ピロリ菌さえ除菌できれば胃炎が治ると思うと、早く除菌をして「胃の不快感を取り除きたい」と期待感が高まりました。

薬で100%除菌できるわけではない

実際はピロリ菌検査をして、除菌薬で治すだけのことですが、今まで毎朝気持ち悪くなり、ストレスが吐き気に変わる体質だったため、それから解放されると考えると、個人的にはピロリ菌が陽性であったことは嬉しいです。

ただ、医師からは「薬だけで100%除菌できるわけではないですし、除菌しても再発することもある」と言われました。胃潰瘍の人の90%以上がピロリ菌に感染しています。胃潰瘍は自然に治癒することもよくありますが、1年後の再発率は67.1%に達します。

それがピロリ菌を除菌すると8.8%にまで下がるわけです。慢性胃炎も同じような数値になるそうで、必ずしも0%にはなりませんが、除菌による治療効果は高いですし、再発率にも期待できます。

ただ、除菌療法の成功率は100%ではありません。除菌薬を飲んでも除菌できなかった場合、いくつかの異なる種類の除菌薬を試すことになります。

私たちは「除菌薬の効果は年々上がっている」と思いがちですが、むしろ除菌薬に耐性を持ったピロリ菌が増え始めており、中には「3~4回除菌薬を飲む人もいる」とのことでした。

また、除菌薬を飲み続ける期間は1週間です。薬を1度でも飲み忘れると、成功率は低くなります。飲み始めたら忘れずに1週間飲み続けましょう。薬は継続的な効果があるわけではないので、連続投与をして、ジワジワとピロリ菌がいない環境を作っていく意図があります。

ピロリ菌が除菌できたかを確認する再検査は、1週間薬を飲み続けてから1~2カ月後に行います。薬を飲んだ直後よりも少し期間を空けることで、完全に菌が死滅したかを確認できるからです。

また、ピロリ菌の除菌薬が飲み終わったら、処方された胃酸分泌抑制薬も飲みます。胃酸分泌抑制薬を併用することで、ピロリ菌から受けたダメージを修復する期間が短くなります。

薬の費用は4,570円と意外と高い

薬の費用は4,570円と意外と高い除菌薬はピロリ菌の除菌薬であるランサップ、胃酸分泌抑制薬のパリエット、防御因子増強薬のゲファニールが出されました。

ランサップは武田薬品工業が製造している薬です。2種類の抗生物質と胃酸抑制剤がセットになっていて、誤飲防止の配慮が見られます。

このランサップを1週間飲み続ければ、85%以上の確率でピロリ菌を殲滅させることができ、胃炎とは縁が切れます。

金額はランサップは1週間分で1,995円、パリエットは3週間分で1,785円、ゲファニールは3週間分で525円でした。診断料が265円でしたので、5回目の病院にかかった費用は4,570円になります。

ただ、慢性胃炎や胃潰瘍を発症していない場合、ランサップは健康保険の適用外になり、金額が3倍以上に跳ね上がりますので注意が必要です。

今度は4週間以上経過してから、ピロリ菌の除菌効果をもう1度検査する必要があります。実際、主治医には「2カ月後に来てください」と言われましたので、2カ月経ったあたりで6回目の診断を受けにいきます。

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公開日公開日 2007.05.26
更新日更新日 2015.05.20

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ピロリ菌事典編集部
ピロリ菌事典編集部
執筆・編集
ピロリ菌を除菌した体験談を中心に、胃との関連性を徹底解説。ヨーグルトによる治療や胃疾患などを紹介しています。

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