ピロリ菌でじんましんになる!細菌の毒素や死んだ組織が原因

かゆみが我慢できないじんましん

かゆみが我慢できないじんましん

じんましんとは皮膚にむくみ、ブツブツ、赤みが現われて、何かが原因でかゆみを伴う症状のことです。その間は肌がチクチクしたり、焼けるような熱さを感じることもあります。

数分から数時間後に次第に消えてなくなりますが、再発を繰り返すこともあります。すぐに治まる発症時間の短いじんましんを急性じんましん、症状が治まらないでいつまでも続くじんましんを慢性じんましんと呼びます。

症状が激しい場合には次々と新しい膨らみが出没し、範囲も拡大していきます。大きさは1~2mm程度から手足全体に広がるものまで様々です。

じんましんが出るきっかけもいろいろです。暖かい部屋から寒いところに出る、下着やバッグなどの絞めつけで部分に出る、走ったあとに汗をかいて出る、夕方や夜など決まった時間に出るなどです。

また、じんましんの種類は基本的に原因によって分類されます。例えば、暖かいこたつで太ももにじんましんが出るのであれば温熱じんましんですし、犬に触った部分がかゆくなるのならアレルギー性じんましんと呼びます。

ピロリ菌はじんましんの原因になり得る

ピロリ菌はじんましんの原因になり得るピロリ菌に感染すると慢性胃炎や胃潰瘍が発症することがわかっていますが、他にも関連性の指摘を受けている疾患がいくつかあります。

例えば、筋梗塞などの虚血性心疾患、自己免疫疾患や神経疾患などもその1つです。そして、皮膚疾患であるじんましんもピロリ菌の影響を受けています。

実際、ピロリ菌を保有のじんましん患者に対して、ピロリ菌の除菌をしたところ、65~80%の人がじんましんが改善したとの報告がありました。

じんましんにはアレルギー性じんましん、機械的じんましん、温熱じんましんなどが有名ですが、ピロリ菌の場合は病巣に住みつく細菌の毒素や死んだ組織などの影響で発症するじんましんに当てはまります。

今まではこのような病巣感染によるじんましんは、扁桃腺炎、虫歯、副鼻腔炎が代表例でした。今後はピロリ菌も追加される可能性があります。

もちろん、ピロリ菌とじんましんの関連性について、充分な検証が必要ですが、じんましんを発症する人で慢性胃炎や胃潰瘍があり、ピロリ菌が陽性であれば、ピロリ菌の除去することで連鎖的に病気が治る可能性もあります。

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公開日公開日 2006.11.06
更新日更新日 2015.05.20
執筆者Kirito Nakano

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ピロリ菌事典編集部
ピロリ菌事典編集部
執筆・編集
ピロリ菌を除菌した体験談を中心に、胃との関連性を徹底解説。ヨーグルトによる治療や胃疾患などを紹介しています。

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