胃腸科でピロリ菌を治療!診察や検査は30分以内に完了する

胃の調子が悪いときは検査をしたい

胃の調子が悪いときは検査をしたい

胃潰瘍や胃潰瘍の原因になるピロリ菌は、大人になってからはあまり感染せず、その多くは抵抗力の弱い子どものうちに感染するケースが目立ちます。

大人になって胃の調子が悪くなった人は、子供のうちはピロリ菌が潜伏しているだけであったり、若いときは胃壁の防御力がピロリ菌の攻撃力を上回った可能性が高いです。

大人になってからの胃の不快感を覚える人は多いので、そのときはピロリ菌の検査ができる病院で診察を受けましょう。

今では消化器科のある総合病院だけではなく、地域の胃腸科でもピロリ菌の有無が調べられます。また、健康診断や人間ドックでもオプションでピロリ検査を受けることもできます。

実際には胃を含めた現在の健康状態と生活リズムを聞かれて、その結果「ピロリ菌に感染している可能性が高い」と医師が判断した場合に、ピロリ菌の検査をすることが多いです。

消化器内科で尿素呼気試験法をしよう

ピロリ菌の検査は数種類ある中でも尿素呼気試験法や血液検査で行うことが多いです。これらは内視鏡を使わないために負担も少なく、ほぼ確実にピロリ菌の存在の有無を確認できます。

尿素呼気試験法ではゼリー飲料の用意のような袋2枚と錠剤を渡されます。まずは1枚の袋に息を吹き込み、そのあとに錠剤を飲んで、5分ほど横になって安静にします。

さらに15分程イスなどに腰をかけ、待ちます。最後にもう1度別の袋に息を吹き込んで、ピロリ菌の検査は終了です。

簡単な尿素呼気試験法ですが、その仕組みはシンプルです。飲んだ錠剤には炭素を含んだ尿素が多く含まれており、仮に胃にピロリ菌がいる場合、ピロリ菌がその尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解します。

そのときに発生した二酸化炭素で呼気中の二酸化炭素の濃度が高くなることから、その値を測定するとピロリ菌の存在の有無を確認できます。

錠剤を飲む前と飲んだあとの濃度を比較し、ほとんど変わらない場合は陰性でピロリ菌はいません。濃度が濃くなったらほぼ確実にピロリ菌が潜伏しています。

内服薬でピロリ菌を除菌していく

ピロリ菌の除菌は1次除菌と2次除菌があります。除菌薬では2種類の抗生物質と胃酸抑制剤を併用します。

1次除菌で多用される「ランサップ400」も胃酸抑制剤であるプロトンポンプ阻害薬の一種ランソプラゾールと、抗生物質であるアモキシシリンとクラリスロマイシンがセットになった薬です。

この除菌率は85%以上とされていて、この組み合わせで除菌できない患者も多くいます。これはすでに別の病気で同様の薬を処方されたために、ピロリ菌に耐性ができてしまっていることが考えられます。

1次除菌で死滅できなかった場合、2次除菌に移ります。2次除菌でも2種類の抗生物質と胃酸を抑える薬の計3種を、1日2回で1週間服用します。

3種類の薬は武田薬品工業の「タケプロンカプセル、アモリンカプセル、フラジール内服錠」やエーザイの「パリエット錠、サワシリン錠、フラジール内服錠」などです。病院によっても処方箋は異なりますし、除菌薬の詳しい説明は投薬療法の除菌率と副作用で紹介しています。

除菌療法を1週間続けた1カ月後に、ピロリ菌の再検査をして、陰性であれば除菌は成功です。以前は2カ月近くかかっていましたが、大分時間も短縮されてました。

ただし、現在は薬が効きにくい耐性菌などもあり、総合的な除菌の成功率は90%ほどです。その場合、いろいろと薬を変えて、ピロリ菌が除菌ができるまで除菌療法を続けることもできます。

ピロリ菌は感染期間が長いほど胃がんなどのリスクが高まるので、なるべく若いうちに検査をして、積極的に除菌したいです。

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公開日公開日 2006.11.04
更新日更新日 2015.05.20

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ピロリ菌事典編集部
ピロリ菌事典編集部
執筆・編集
ピロリ菌を除菌した体験談を中心に、胃との関連性を徹底解説。ヨーグルトによる治療や胃疾患などを紹介しています。

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