
20歳を過ぎたあたりからストレスを感じると、ときどき胃が痛くなりました。
特に社会人になってからは頻度が増し、朝は吐き気を感じたりもします。
そのため、定期的に近所の胃腸科で胃薬をもらっていました。薬を服用すると一時的に不快感を抑えてくれます。
私はこの胃の調子が悪くなる症状が治る病気だとは知らなかったため、積極的に治そうとはしませんでした。
ただ、いつもとは違うクリニックで健康診断をしたとき、担当医に「胃の調子が頻繁に悪くなります」と伝えたところ、「1度、ピロリ菌の検査をしてみませんか」と言われました。
健康診断を受けた次の日は土曜日でしたが、午前中に同じクリニックに伺うと、近くの個室に通され、そこで検査を受けました。

ピロリ菌の検査は数種類ありますが、この病院では一般的な「尿素呼気試験法」で行いました。
最初に検査用の袋にストローで息を吹き込みます。
そのあと、すぐに冷たい液体を飲みます。この液体はバリウムのようにお腹が痛くなる重い副作用はなく、味もすっきりした飲みやすい飲み物でした。
また、液体ではなく錠剤の場合もあり、いずれにしても成分に尿素を含んでいます。
このあとは胃の内壁に液体を広めるに5分間横向けになり、そのあとは待合室に戻り、15分ほど待ちます。再度、個室に呼ばれると、もう1度息を止めてから、検査用の袋にストローで息を吹き込みました。
これで検査は完了です。病院によっても差がありますが、だいたい2~3日で検査結果がわかります。
また、ピロリ菌の検査を行うために、前日より食事制限を設ける病院もありますが、この病院では「1時間前から食事や水分を取らなければ、特に検査結果には影響しない」と言われました。

後日、クリニックに伺うと、ピロリ菌の結果は陽性だったことが判明しました。私の胃の中にはピロリ菌がいるということです。
ただし、これから除菌するかは本人の意思次第です。
なぜなら、ピロリ菌の治療には健康保険がきかないため、ピロリ菌の治療薬には3万円の自己負担が必要だからです。
ピロリ菌が胃癌や胃潰瘍の原因であることは証明されていますが、ピロリ菌は日本人の約50%が持っている菌です。
実は安易に健康保険での治療を認可すると、医療費を圧迫する要因にもなるとされていて、2011年時点では厚生労働省は健康保険の適用を認めていません。
しかし、日本ヘリコバクター学会は2010年に「ピロリ菌感染者を放っておけば、日本の歪ん治療費は数千億円も膨らむ。除菌治療を進めるのは今しかない」と強調しています。
そのため、今後は健康保険が適用される可能性は高いですが、私はピロリ菌さえ除菌すれば、胃の調子が良くなると知っていたので、今すぐ治療するために薬を3万円で購入しました。

正式名称であるヘリコバクター・ピロリ菌に感染すると、胃癌や萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍が進行しやすくなります。
それ以外にも胃MALTリンパ腫、特異性血小板減少性紫斑病、胃過形成ポリープ、機能性ディスペプシア、逆流動性食道炎、鉄欠乏性貧血、慢性じんましんに関与している考えられています。
特に胃癌は若い人ほど進行がしやすいので、私は健康のためにも除菌薬を飲み続けました。
抗生物質などの3種類の薬剤を朝と夕食後の1日2回、1週間服用します。
私はパリエット錠10mgとクラリス錠200mgを1錠、パセトシンカプセル250mgを3錠ずつの服用です。
また、薬で80~90%の人は除菌に成功しますが、うまくいかなかった場合は薬の種類を変えてやり直します。
副作用は主に下痢や軟便、味覚障害、嘔吐などですが、一過性ですので長くても2~3日で止まります。
ただし、私の知り合いはかなり嘔吐が激しくて、きつい1週間を過ごした人がいました。私も初日こそ胃が痛かったのですが、それ以降は違和感はあるものの、副作用は感じられませんでした。

仮に除菌できなかったら、追加料金を支払うことになります。それが嫌なので、念の為にピロリ菌の除菌に効果があると言われるLG21とマヌカハニーを毎日食べ続けました。
薬の服用は1週間ですが、完全に胃の中からピロリ菌がいなくなるまでは期間が必要ですので、1ヶ月後にクリニックに行きました。
その検査も最初と同じ尿素呼気試験法で行います。少し不安に思いながら結果を伺ったところ、「無事、除菌できました。陰性です」と言われました。
確かにここ1ヶ月は胃痛や吐き気が全くなくなったので、「除菌に成功した」とは感じていましたが、無事除菌に成功でき、かなり嬉しかったです。
ちなみに病院で使っていたピロリ菌の検査キットのパッケージを見ると、「大塚製薬」と書かれていました。ピロリ菌検査だけならこのような検査キットを使って、自宅でもできるそうです。
ネットでピロリ菌検査キットを申込むこともできます。即日検査キットが発送され、指定の検査機関に返送することで、検査結果が3~4日後にメールで速報、1週間後には郵送で届きます。
医師による診断、尿素呼気検査、検査結果と処方箋で3回は病院に行くので、それよりも自宅でチェックするほうがラクだったりもします。
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