フコイダンは海藻類(コンブ、モズク、ワカメなど)のヌルヌル成分のことです。
葉や茎が潮の流れや砂などで痛んだときに、海藻の葉にある粘膜管から分泌され、細菌が進入しないように防御してくれます。
フコイダンの成分は硫酸やウロン酸が結びついた多糖類です。多糖類とはたくさんの糖同士が分子レベルで統合したものの総称で、特有の効能を持つものが色々と発見された話題の物質になります。
きのこの菌子にも多糖類はありますが、フコイダンの多糖類の成分は全く異なります。
フコイダンという物質自体は100年近く前に発見されていましたが、ほとんど知られていませんでした。琉球大学をはじめとする大学研究所やバイオ関連企業などの研究によって、フコイダンの薬理作用が徐々に明らかにされていくことになります。
1996年の「第55回日本癌学会」で発表された「コンブ由来フコイダン及びその酵素分解物により誘導されたヒト胃癌と結腸癌細胞株のアポトーシス」の論文発表によって一躍注目されるようになりました。
以後、フコイダンの研究は多方面で行われ、抗がん作用、生理活性機能、免疫賦活作用、抗アレルギー作用(アトピー性皮膚炎の改善)、ピロリ菌の抑制作用が実証されています。
研究段階のピロリ菌ですが、除菌する方法は徐々に解明されてきました。海藻類のヌルヌル成分のフコイダンも、ピロリ菌の除去に非常に効果的である方法のひとつです。
フコイダンの特徴は、硫酸基を多く含んでいることです。硫酸基とは私たちの胃の中に元々ある胃粘膜の粘質物質のことです。
フコイダンが胃の中に入ると、胃の中に入ると胃の粘膜に張り付き、胃の隅々まで覆いかぶさって保護してくれます。この保護作用で胃はゆっくりと粘膜の炎症や潰瘍を修復することができます。
ピロリ菌は胃粘膜表面の硫酸基に住み着くという性質があります。そこへ硫酸基を含んだフコイダンが現れると、ピロリ菌は胃と同じ硫酸基を持ったフコイダンにも付着します。
ピロリ菌が付着したフコイダンは、ピロリ菌をつけたまま胃腸を通って、排泄されます。このようにフコイダンを食べることは、ピロリ菌を減少させることに高い期待が持てるでしょう。
ピロリ菌を死滅させるためには、ピロリ菌の細胞膜に侵入しダメージを与えたり、ピロリ菌を守っているウレアーゼを除去したり、殺菌をしなければいけません。
しかし、フコイダンはピロリ菌の住みやすい場所を提供して、一緒に体の外に出すという変わった特徴を持っています。
また、酢はフコイダンと相性がいいです。海藻のヌルヌルはフコイダンがいくつも複雑に絡まりあってできています。そこに酢を加えると、酢に含まれる酢酸が絡まったフコイダンをほどいてくれるのです。
絡まりがほどけたフコイダンは表面積が広がり、胃腸への接着面が多くなるのでより高い効果が得られます。
学名
ヘリコバクターピロリ
身長
約3-5μm
特徴
胃のみで生きられる
ピロリ菌と戦う優等生!胃でしっかり働く乳酸菌です
LG21でピロリ菌が減少
ピロリ菌が生む酵素で粘膜障害を起こします
ウレアーゼと胃酸の方程式