内視鏡検査は細いガラス繊維を何万本も束ねたファイバースコープで、胃などの内部を直接覗く検査方法です。
内視鏡は主に人体内部を観察するための作られた医療機器で、細長い形状に光学系を内蔵し、先端を体内に挿入することによって内部の映像を見ることができます。
上部消化管である胃を診る場合に良く使われることから、胃カメラと呼ばれることで有名です。
胃カメラで映像を送るだけではなく、胃内壁などの組織切片を採取することができるために、ピロリ菌の検査や培養でも使用されます。
胃カメラは慣れていないと吐き気を伴い、非常に苦しい検査となることから、現在では苦痛の少ない非有線式のカプセルを口から飲む新世代胃カメラの開発も進められています。
内視鏡検査には、一般的には上部消化管内視鏡検査と下部消化管内視鏡検査の2種類があります。
上部消化管内視鏡検査は消化管の内腔を観察するため、基本的に口、もしくは鼻から挿入して、咽頭、食道、胃、十二指腸を観察します。
一方、下部消化管内視鏡検査は肛門から挿入して、直腸、結腸、回腸終末部を観察するもので、大腸ファイバースコープ検査とも呼ばれています。
また、内視鏡にはいくつか種類があり、撮影する消化器官や内臓により、呼び名が異なります。
小腸鏡
長い小腸を全て撮影するために、口側から挿入しつつも肛門側からも挿入することにより、全小腸の画像診断が可能する内視鏡です。ダブルバルーン内視鏡とも呼ばれています。
胸腔鏡
肋骨の間を約1cm切開し内視鏡を挿入します。胸腔鏡を用いた肺の手術は切開創が小さく体への負担が比較的軽いとされます。
膀胱鏡
尿道および膀胱の内腔を観察します。尿道口から挿入し、前立腺肥大症や膀胱腫瘍の手術で広く普及しています。
胆道鏡
胆管の内腔を観察します。胆道病変に対して行われることがあります。
腹腔鏡
腹腔内はスペースがないため、ガスを送り込んで腹を膨らませてから、へその横を1~2cmほど切開し内視鏡を挿入します。腹腔鏡を用いた手術は切開創が小さく体への負担が比較的軽いとされています。
関節鏡
関節腔の観察や処置を行う場合に使用します。
喉頭鏡
咽頭および喉頭の観察を行う場合に使用します。
気管支鏡
気管および気管支を観察します。上部消化管内視鏡検査などで使用される内視鏡と比較して、細径の内視鏡が使用されます。
内視鏡は観察のみにとどまらず、治療行為も兼ねているものが多いです。
例えば、ポリープを内視鏡で切除する処置ができたり、胃炎のために胃の中を洗浄したり、内視鏡を用いた胆道や膵臓の治療も行われています。
今では鼻から入れて、食道を通過し、胃の中を撮影できるタイプが主流になりつつあります。口からの吐き気を伴う不快感が軽減されるために、体への負担が少なくて済みます。
また、薬を体へ注射し、意識がない間に検査をすることもできます。
多くの研究が今もなおを進められ、患者への柔和な対応が進められています。
学名
ヘリコバクターピロリ
身長
約3-5μm
特徴
胃のみで生きられる
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